6年が経っていた |
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そういえばけっこう昔に匿名ブログなるものを書いていたなあと、ふと思い出した。
果たしてそのブログは残っていて、IDもなんとか覚えていた。
6年前の自分が書いたものを読み返す。
物置の中にしまい込んだがらくたみたいに、忘れていた出来事や思い出がほこりをかぶりながら、見つかるのを小さく待っていたようだ。
さていったい、この6年の間に何が変わったんだろう。
大学には人より3年長く在籍することになったけど、なんとか卒業することができた。
その間になくしちゃった大事なものがあって、俺はずっとそれを探し続けている。
ところが日々を過ごすうちに、何をなくしてしまったのか忘れてしまった。
些末なことや重大なことに気を取られ、いつの間にか探すこともやめてしまっていた。
だからといって自分を責める気にもならず、かといって自分を許す気にもならない。
どうにかできたものなのかもしれないし、どうにもできなかったものなのかもしれない。
しかし「なくしちゃったもの」はきっと俺の中にとどまり続けて、ずっと俺のことを見つめ続けるんだろうなあと思う。
俺はそれを無視したり、あるいは否定したり、もしくは受け入れようとしたりするのだろう。
そういう時間が流れて行くのだろうと思うし、それでいいと思う。そういうもんなんだと思う。
探せるときや探したいときに探せばいいと思うし、見つからなくても「しゃーねーな」で済ませたい。
もし見つかったら?
「めんどくせー」とかなんとか思いながら、やっぱり大事なものだから、もう一度大事にするんじゃないかなあ。
そういえば昨日、誕生日を迎えました。
また新しい一年がはじまります。
投稿者 g2g5z7 | 返信 (0) | トラックバック (0)